[ニューヨーク 7日 ロイター] 米不動産調査会社レイスによると、第1?四半期の米国内小売施設の空き店舗率が過去10年余りで最も高い水準に上昇した。賃貸料も低下しており、早期に状況が改善する公算は小さいという。
レイスの調査部門ディレクター、ビクター?カラノグ氏はロイターに対し「消費者?企業支出および雇用の安定化と回復が根付くまで、小売り不動産セクターの回復は早くても2012年後半以降になるとみている」と述べた。
レイスによると、第1?四半期の大型ショッピングモールの空き店舗率は8.8%と、同社が調査を開始した2000年以来の高水準を記録。希望賃貸料は0.6%低下し、平均で1平方フィート当たり38.79ドルと、過去4年で最も低い水準となった。低下は6四半期連続。
食料品店や薬局などが通常入っている地域のショッピングセンターの状況も同様に厳しく、空き店舗率は10.8%と、1991年以来の水準に上昇した。平均希望賃貸料は0.3%低下し、1平方フィート当たり19.12ドルと、過去3年で最も低い水準を記録。所有者が負担するさまざまなコストを考慮した実質的な賃貸料は0.8%低下の1平方フィート当たり16.62ドルで、2005年末以来の低さとなった。
レイスはショッピングセンターについて、空き店舗率の上昇と賃貸料の低下が2011年も続くとの見方を示した。
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引用元:リネージュ3(Lineage3) 総合情報サイト
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11 年前
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